テクノマグネシオについて

Introduction page of Tecnomagnesio





TecnoMagnesio
 Type:201B
(For DeltaEvoII)




デルタでもポピュラーなスピードラインの2本。
全て17インチ(マグ)です。
右上がこる象の"テクマグ"です。

        

 テクノマグネシオの紹介

 かつてビジュアル系(見た目重視)の第一歩として、スピードラインの17インチホイール(アルミ) であるチャンプ−R(レプリカ)を大枚叩いて買ったはいいが、その重さと足のバタツキに耐えきれず即座に売り飛ばし、やはりレプ リカでなく何時かはマグホイールと心に決めていた矢先、私の本命であるあのテクマグが中古で売り出されているのに我慢できな かったのは無理もない。お目当てのテクマグは1本10万以上するホイールであり、とても新品を買う気にはなれず、「デルタ の宝の山」の買いますコーナへUPし、気長に待っていたところだったのだ。17インチともなると、デルタの定番であるスピー ドラインのモンテカルロ、チャンピオン等が代表的ではあるが、私はやはりテクノマグネシオが気になってしょうがなかった。 ここで。ちょっとテクノマグネシオについて紹介したいと思う。
 F1をはじめとするモータスポーツにおける数々の栄光を勝ち取ってきたホイールが「テクノマグネシオ」(以降テクマグ) であり、その前身はあの、泣く子も黙る「カンパニョーロ」(以降カンパ)であることは皆さんご存じであろう。 (スーパーカー世代の方は、小学生の頃からご存じでは・・)カンパ社は 1960年、イタリアのボローニャで設立された元々は自転車用部品メーカであり、マグネシウム合金のすばらしい性能に着目 して自動車用ホイールを開発。その軽さ故にヨーロッパのレース界でも広く受け入れられてきた。フェラーリとカンパ社の出会 いは1963年。フェラーリ330P2にレーシングホイールとして採用された後、フェラーリの純正ホイールとして、ディーノ 308、512BB、400、モンディアル、テスタ等々一貫してカンパ社を採用。以来、続々と世界のスポーツカーがカンパ社 を採用してきたのは言うまでもない。カンパ社のマグホイールが世界中のマニアに知れ渡ったのは、1968年7月、V12エン ジンを搭載したジャッキーイクスのフェラーリ312がF1フランスGPで優勝してからのこと。また、その後のランチアがWRC のメイクスタイトルを取ると共に同ホイールの耐久性を実証するに及んで、「カンパニョーロ」の名は、あらゆるモータスポーツ界でその地位を 確立するに至ったのであった。
 その後、需要が高まったことと、更なる高品質ホイールの開発のため、1981年ボローニャにてマグネシウムホイール専門製造会社 テクノマグネシオ社を設立。以降独自のステイタスを持った一流ホイールとして憧れの的となっている。

テクノマグネシオの特徴

 同ホイールの最大の特徴は、ただ全体的な重量が軽いというだけでなく、走行中の回転慣性重量が軽い という点である。つまり、リム周辺部が重くては、いくら全体重量が同等、若しくは軽くても回転慣性重量は大きく、本来のバネ下荷重の 軽減効果は得られない。一般的ロード用1ピースのアルミホイールの8.5JJ−17でのリム部重量比較でも、テクマグは30%以上 も軽くなっているのであった。(同社測定値)
つまり、重量マスが中心部に集中するため、回転慣性重量が大幅に軽減され、加速・減速性能及び操縦性の全てが飛躍的に向上する 、そのホイールがテクマグなのだ。つまり、テクマグはエライのです。ただ、最近テクマグのアルミをよく見かけます。格好いい新型マグも少ない です。マグを造って初めてテクマグであり、栄光のカンパニョーロなのです。テクマグよ!がんばれ。プライドを忘れるな!

 



前ページへ(Previous Page)
トップページへ(Top Page)