最終兵器の導入


かつての栄光の復活を夢見て、勝負の2006バージョンとして導入が決定されたのがドグ(クロスミッション)と
フロントデフである。これで(使いこなせて)勝てなかったら、引退です。(爆)問題は使いこなせるまで何年かかるのか?(笑)

Dog Mission

イタリアから取り寄せたドグミッション。ノーマルのギアケースを流用し、組み込みました。
ファイナルは3.733(ドグ専用)。ノーマルミッションより、ギア比は若干低くなりましたが、
2速から5速がクロスしており、運転していてとても楽しいです。なんたって、あのミッションの音、
何回聞いたことか、あのBOSCOビデオのワークスデルタの音です。あの音が走っていると車内を包みます。
気分はワークスデルタです。当然、気分だけじゃありません。パワーじゃないミッションの速さ
に目から鱗が落ちました。ギア比等は・・・企業秘密です。(^^;



フロントデフ

上の写真はデルタ用のフロントデフです。リアデフでポンっと伊那で1秒タイムアップした経験より、
このフロントデフには大きな期待が掛かっています。MRCの旦那大本選手も今期これを導入しています。(あっ言っちゃった)
MRCでは去年の暮れデフフェアーを開催。DCSに勝つためにイタリアより空輸されて来ました。
MRCとしては、この兵器の装備を兼ねてから懇願しており、現在DCS常勝マシンにあって、MRCマシン
に無いものもはコレしか無い!という旦那の冷静?な分析により導入決定。
旦那の分析によると、2秒アップ。これでタイムアップしなかったら、どうするよ。頼むぞ旦那、俺は旦那を信じてるぞ!
同じく、コルマルR&Dのスーパーコンピューターにてシミュレーションした結果、Dog&defで1.3秒UP
という数値が弾き出され、こる象の伊那ベストで換算すると、夢の47秒が出ちゃうんです。あー、今が一番楽しいぞ。(妄想、妄想)



Fデフベアリング装着後

フロントデフにベアリングを装着。このベアリングも新品を奢ってやります。デルタのミッション関連のメーカ純正パーツも
欠品が多くヤバイ状態で、このベアリングもデッドストック物。しかし、1個15000円もするんですよこのベアリング。
2個で3万円(部品代)。腰が抜けそうになりました。



デフケース

フロントデフケースを割るにはセンターデフも分解する必要があります。センターデフそのものも初めて見ましたが、
これが死ぬほど重い!軽量化できたら凄い効果なのになーと思いました。ワークスの部品マニュアルでちょいと以下に解説します。

(図1)アバルト部品 (図2)アバルト部品

図1:上の左の図。これがフロント/センターデフ。右側がフロントデフで左横にセンターデフが付いています。
右のフロントデフケースを割るには、横に付いているセンターデフを外す必要があります。
図2:上の右の図。左にあるセンターデフを外して、フロントデフケースが縦に割ります。
(図では割れてませんが、一つ前の上の写真が割れたデフケースの実物です。)

(図3)アバルト部品 (図4)アバルト部品 (図5)アバルト部品

図3:上の左の図。これがフロントデフが分解された図です。こんな感じになっているのですね。
図4:上の中の図。真ん中のでかいコマみたいなのがセンターデフです。
品番が3種あります。ワークスは3種類のセンターデフを使い分けていたのでしょうか。
これがスッゲー重いんですよ。右端にあるのが、フロントデフですね。
図5:上の右の図。ドライブシャフトへの関連が判ります。しかし、よく出来てるよなー。
ドライブシャフト側へのトルクとリアへ90度向きを変えたトルクを配分するなんて。凄い。



リアデフ

リアデフも舎人のお店には転がっていました。
こんなパーツが転がっているマッシモって、やっぱアホな象使いが多いのでしょう。

しかし、勢いで色々やってしまいましたが、請求書を見てかなりの目眩を食らいました。
New Panda ALESSIが買えました。かなりの予算オーバーです。Sタイヤも当分お預けです。
とても高いパーツなので、お奨めは出来ませんが、これで結果が出れば全てが報われるのですが。
とにかく勝負は夏のDC。セッティング的にも夏の富士にターゲットを絞っています。初戦のMGTは捨てていますので、
DC2006のこる象の走りに期待していてください。



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