重量配分適正化&アーシング等々


 入梅し、東京も鬱陶しい日が続きます。兼ねてから何時かはやろうと思っていたバッテリーの
室内移設にチャレンジです。

BATTERY

先ずは、バッテリーを室内のどこに置くか。助手席足下、トランクルーム色々悩みました。トランクルーム設置は
荷物を積むとき邪魔になるので断念。助手席のバルクヘッド側にアルミ製のアタッシュケースを設置しその中に
バッテリーを設置する方法も考えてみましたが、フロントバルクヘッドって平らじゃないのでこれも断念。
結局、助手席下に設置することにしました。重量配分から考えても、ここがベスト。車の慣性モーメント軸に重心が
近い方が運動性能が上がることはご存じの通り、なるだけ重いものは真ん中に、かつ低い位置に集めるのが基本です。
こる象には軽量ドライバッテリーのオデッセイ(PC680)が導入済みなので、室内設置は特に問題ありません。
これで、フロント右オーバハング部の7kgが取り除けることになるのです。
先ずは、アルミ板をホームセンタで買ってきて、オリジナルのワンオフバッテリー固定ボックスを作成しました。
さて、エンジンルームから室内にどうもってくるか、色々インターネットで調べた結果22sq以上の耐熱ケーブル
で引けばokらしい(?)ので、取りあえず秋葉の電線屋(ガード下の九州電気)でケーブルをGet。
この際、エンジンルームのアーシングもやろうと思い、アーシング用ケーブルも一緒に買ってきたのです。



ケーブル

上の写真はバッテリー移設用の38sqのケーブル(残り端切れ)と、アーシング用14sqのケーブル(組立後)です。
ケーブルの他に、圧着端子も同じくガード下の端子屋(山本無線ネジ部)でGet。熱収縮チューブ(タイガー電気)を
買ってくればokです。市販のアーシングのキットなんか買うのがアホらしい位に安く手に入ります。
ケーブルの圧着は専用工具が無いとだめですが、電気屋さんの走り仲間に協力して頂きノープロブレムでした。
魚田電気の若社長!ありがとうございました。

バッテリーの固定状況

悩んだ挙げ句、PC680のサイズ的に、助手席下を選択しました。バッテリー端子も、オーディオ用の
金メッキ端子を格安でGET。メインケーブルのネジ止め以外に、8sqの2本を差し込むだけで留められる優れ物です。



室内へ引き込み場所

ケーブルを室内へ引き込む箇所は、グローブボックス裏の部分。
エンジンルーム側からだと、丁度、上の写真の黒いチャンバーの裏辺りになります。
38sqを2本引き込みましたが、結構苦労しました。(嵩張ってグローブボックスが最初付かないのよ!)
しかし、ここでまたトラブル発生!アキュムレーター(黒いエアーチャンバー)を外そうとしたところ、
このアキュムレーターのバキュームホースとの接続部分のクランプがポキッと折れてしまいました。(矢印部)
この部品は室内外の換気切り替えスイッチ用の圧力チャンバーとして使用されているものです。
こんなのいらねーかなと思ったのですが、そのままにしておくとブースト計の負圧が異常値になるので、
ドイトに行って、ガーデニング用の放水クランプで良いのがありましたので、それを加工して、修正です。(^^;



設置図

仮設して、シートと当たらないか確認した時の写真です。
この後、再度シートを外して、ハーネス類をまとめ、配線チューブで見た目を綺麗にしておきました。
中腰が多いので、腰に来る作業です。(暑いし)
整頓後はこんな感じです。



やっとアーシング

随分スッキリ

エンジンルーム側のアースポイントにアルミのターミナルを付けて簡単なアーシングをしてみました。
アーシングしてるぜ!ってな感じで最初はブルーかなんかのケーブルで引いたろかと思いましたが、
黒でシックに決めました。アーシングポイントはヘッドカバー、インマニ、ヘッドカバー横の
アースポイント×2(ブローバイホース横)の4カ所です。
効果は電圧のボルトが上がった位かな。体感する効果はあるような、無いような、微妙な感じです。
ただ、アイドリング時の排気音が低い音になったのと、アンメータの電圧は若干高い位置を指すようになりました。
そして、バッテリーを設置していたスペースが随分空きました。ここに何か設置したいなー。(考えているものはありますです。)
とにかく、アーシングの効果より、フロント重量配分の適正化の方が体感効果は絶大でした。
移設して初めての乗ってコーナを曲がったときに明らかに鼻が軽いことを体感しました。



燃ポン直引き



さて、バッテリーが助手席下に来たので、折角だから燃ポン直引きにもチャレンジです。
こる象はEVO1タービンに換装し、燃ポンも強化しましたが、より燃ポンに安定した電圧を供給し、
確実な燃圧維持を目的として、バッテリーからハーネスを直付けすることにしました。
国産車のチューニングでよくやっているあの手です。(配線はこんな感じです)
早速、リレー、ヒューズ、電源ケーブル等を入手。ケーブルは5.5sq(これも秋葉)を選択。
ぶっといケーブルをバッテリーから直引きしてあげました。効果は絶大!
ACCオン時のギュオオ、グジュグジュ!という燃ポンが押し出すガソリンが流れる音がバッチリ
大きくなりました!多分、燃ポンさんがよりがんばっている証拠だと信じてます(^^;



切るスイッチ?

もう一つのDIYチューニングがこのキルスイッチ。殆ど週末しか動かさないこる象には、バッテリーに
キルスイッチを付けていましたが、助手席下に移設した関係上、従来のキルスイッチの操作性に問題がある
ことが想像できました。従来、車庫に入れた後にボンピン外して、ボンネットを開けて、キルスイッチを
オフにして・・と非常に煩雑でしたが、写真のキルスイッチを導入した結果、超楽になりました。
車内キルスイッチの場合、キルスイッチをオフにしてしまうと、オートロックが死にますので
後ろのドアのロックも含めて、全てのドアロックを閉めなくてはなりません。(最初はやってしまいますた)
でもちょっと考えれば解りますよね。
エンジンオフ前に車内で先ずは運転席側のロックをする。(これで全ドアロック)そしてエンジンを切る。
その後、キルスイッチをoff。外に出て、運転席側ドアのみロック(手動)!
とこの順番でキルオフすればOKです!写真はちょっと仮設で付けたアルミ板に付いているので、
暇を見つけてもうちょっとマシなプレートに付けてやろうと思ってます。
その後、ちょっと綺麗にした状態はこんな感じ。
見た目ちょっとレーシーになるかも。キルスイッチの横のスペースには・・・
いつそこに例の機器が装着されることやら・・・。

こる象ハウス

今回の作業は週末を利用して約1ヶ月。技術指導の山本工場長、ありがとうございました。
梅雨の合間の晴れた週末の出来事でした・・・・





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