第9回 SuperMassimoGT選手権 DCS2007開幕戦
  in  FIAT FESTA 2007



デルタ満開

 さあ、今年もやって来ましたみどりの日。ラリーキッズ伊那にて、第9回SuperMassimoGT選手権がフィアットフェスタ(以降FF)
内のイベントとして開催されました。フェスタは毎年良い天気に恵まれますが、今年も抜群に良い天気。
前日、東京では雹が降ったりしましたが、今日は快晴です。
今回はFF事務局の絶大なるご協力により、MGTに7枠を確保していただき、52台の象さんとその仲間達が集まりました。
FFも今回で第14回。MGTも新生SMGTにリニューアルして第9回目となり6年目に突入しました。
9thSMGTはDCS2007のシリーズ開幕戦としても位置づけられ、DCS参戦デルタの2007年スペックのお披露目となります。
今回、こる象は足回りをリニューアルし、Corzo-RSからCorzo-RSRへ進化。さて、伊那のシェイクダウン結果は如何に・・



(SMGT参戦車両)

(パドック風景1)

クラスD クラスD クラスC

(パドック風景2)

クラスA,B クラスC Fクラス

(パドック風景3)

参戦前事故車 参戦前事故車 クラスS
クラスF こる象 クラスS

さて、記念すべきSMGT初戦。1年前に導入したドグミッションも充分使いこなせるレベルに修行をし、準備万端。
3月には本庄で足回りのリセッティングも完了。2007年シーズンに投入するCorzo−RSR完璧
な状態でした。タイヤは、去年雨の最終戦で下ろした55S(TT)。サランラップ効果もあり、新品に近い状態を維持。
事前にやることは全てやっての参戦です。これでタイムが出ないわけが無いと自分に言い聞かせ、完熟走行へ。
完熟では、グリフォーネの後ろで走ってみます。しかし、中のヘアピンの立ち上がりで、どっかーんと置いていかれる。
MGT常勝チャンピオンはやはり速い。最終コーナ手前も、グリホネはかなり手前でブレーキングして立ち上がっていくのが判りました。
こる象は突っ込み過ぎなのか。そんなこんなで、
完熟走行では無理せず軽く流して、49.8秒台。しかし、今日の伊那はタイヤが食わない。
かなり路面にホコリが出ていて、いつに無くどのコーナでもアンダーが強めです。
タイヤの内圧がちょっと高めだったので、温間で規定圧に合わして、SS1に挑みました。

元ちゃん後ろをキープ

(SS1)
MGTは主催側での参戦であるため、いつも走りに集中できません。(言い訳)今回も各クラスで音量規制に引っかかる車両が続出し、
タワー側との調整でバタバタします。走行枠Fのプリンスピッラも私と同じマフラー仕様で音量規制オーバ。何で?
こる象にも不安が過ぎります。MGTは走行の駆け引きとして、自分がどの位置で走るかがとても重要です。SS1ではトイヴォゲン氏の
後ろをゲット。SS1からキッチリタイムを出す、トイヴォゲン氏に引っ張ってもらう作戦です。
しかし、タイヤが駄目なのか、後ろに付くとコーナ立ち上がりが遅い状況。かなり苦労している様子です。
その後、1周目でトイヴォゲン氏はメインストレートで左に寄り、こる象をパスさせてくれました。おっ!作戦か?
そんな事を考えている余裕は無いので、残された周回に集中です。やはり、アンダーがキツイ。
特に、伊那のタイムに重要な、裏ストレート手前のダラダラ右コーナが踏めない。
そうこうしている間に、チェッカー。結果は49.453。グリホネ、こたちょ、に次ぐ3番手。
グリホネ号は軽く48.504を叩き出しています。恐るべし。
トイヴォゲンは.614なので、やはり何か問題があったようです。直上のこたちょとの差は0.16秒程度。流石のこたちょも
ドグ導入後のシフトスケジュールに苦戦している模様。これはチャンスです。
今回の足の減衰は、従来の伊那セッティング。でも、このままでは、上位に留まれないと読んで、
SS2に向けて、急遽フロントを若干柔らかにする美浜セッティングに変更。例の右コーナのアンダーを弱め、
アクセルを踏めることを狙ったセッティングです。

(SS2)
SS2は当然こたちょの後ろをゲット。SS1の走りをフィードバックした減衰調整により、例のコーナもちょっと
はアンダーが弱まっています。SS1より踏めるぞ。しかし、路面は相変わらず食いません。
路面が路面なんで、飛び出ない様にマージンを取ってのアタックです。その分、何かにチャレンジしないとMGTは
勝たせてくれません。守りに入って勝てるような甘いクラスではないのです。今回の最終兵器はライン取り。今まで使ったことのない
初めてのラインにぶっつけ本番で挑戦です。これは、ある方のHPの車載映像で気が付いたライン。ちょっと前まで
こんなラインは取れなかったハズです。コースは生き物ですね。
こたちょとは良い感じで車間も取れて、3周キッチリアタック成功。ただ、4コーナ、裏ストレートエンドの右コーナ等
アンダーを出してしまって、感覚的には負けた気分。パドックに戻り、早速携帯でこたちょとmylap.comでタイムを確認します。
結果的には、.037秒差でこる象に軍配。ランチア的な秒差でした。
こたちょと戦って、やっと勝てたって感じで結構嬉しかった。勝てるときに勝つ。これ重要ですね。
こたちょ!1年間は練習(犬)しててね!

(総括)
今回上位陣のリザルトを見ると、2台の48秒台、10台の49秒台。1秒の中に10台もいる接戦でした。
49.6秒から49.9秒には7人もいる状態です。それにしても、熾烈な戦いだ。ワンミスで地獄に落ちる。
まさにそんな感じでした。そんな中で3位入賞は出来すぎ。とても誇りに思えました。
第一回MGTの5年前に3位表彰台に乗って以来のポディウム。がんばってよかった。
しかし、去年に続いて、2本目を走らずに丘の上で遊んで優勝の師田選手。こんな勝ち方させちゃいけません!>SクラスALL
グリホネにSS2を必死に走らせるようなタイムを出しましょう!気合入れてこー!みんな!

優勝 2位 3位

Top3の車両。こる象は3戦連続表彰台Getです!
なんと、ビアシオンチューン(サイン入り)してから、連続表彰台記録更新中。
流石ワールドラリーチャンピオン!ビアシオンありがとう!

 第9回MGT公式リザルトはこちら!

(五月晴れ)

雲無し 50周年

(おフランスっぽいデルタ)

シトロエン デルタ

(異色のデルタにノミネート)

ゆりっちデルタ

(表彰式会場)

MAMワークス

S B A

9thSMGTの各クラス上位陣

恒例のC.M.R&Dデータはこちら!
DCS(DeltaCupSeries)は主にデルタを中心としてイタ車であれば参戦出来ます。
初心者でも気軽にイベントに参加できる様にクラス別のエントリ形式となっています。
ラジアルクラスである、Gr−Aであれば、初心者でも自分のペースで
参戦できます。詳しくはこちら、DCS2007レギュレーションを参照ください。
年間ポイント制になっていますので、今からエントリしても充分楽しめますよー!。(^^;



DCS2007も無事開幕戦を終了しました。
DCSAスタッフ、協力ショップ各位のご協力ありがとうございました。
次は夏の富士。伝統の富士でのDCにて、皆さんとまたお会いしましょう!
DCS各戦の模様は、DCS公式HP  でもご覧になれます。
DCSに興味のある方は、www.deltacup.jpをクリック!モータスポーツを一緒に楽しみましょう!!

-- Il ritorno della leggenda --
伝説の再来

(番外:O3R 超感度隠しマイクにより)

O3R

仔牛:「やっぱ、俺もA的からやり直しっすかねぇ。森山さん」
トイヴォゲン:「・・・・(無視)」
こたちょ:「ねぇねぇ、モロちゃんにあんな勝たせ方させては、マズイっすよ!」
リー寺:「うーん。悔しいなぁ。リハビリが長すぎたか。」
こたけ:「なんか、歯が痛いなー」



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