DCS 2007 Final(改)

 今年の最終戦もSS3にドラマがあった!

  「SS3を落とす者は、全てを失う。」2年前のDCS2005Finalでの格言


DCS 2007 Final

季節ハズレの台風一過。伊那の山々も紅葉のちょっと手前。
10月28日に開催されましたDCS2007Finalの模様をお伝えしましょう。
今年最後のDCS。全国の象使いは、今年の最後の走りのために、秋の伊那へ集結したのです。


パドックの象さん達  DCS 2007 Final

思ったより気温も高く、汗ばむ陽気です。TT失敗でした。

おすりEVO1

第三戦終了時点で、年間チャンピオンタイトルに一番近い男、トイボゲンブルーノモリヤマ(144p)。
今日は完走するだけなんで、なんて言っていた。勝てるときに勝つ。勝負事はこれが大事だ。
先週の2007F1最終戦。ハミルトンはチャンピオンを逃した。中国GPから嫌な雰囲気が流れ
、最終戦のブラジルGPではまさかのミッショントラブルで30秒のロス。
殆ど手にしていた年間タイトルを失った。結果的に、2ストップ作戦の意味があったのだろうか。
F1は最終戦が一番おもしろかった。さて、DCS最終戦は・・・・
F1ばりのドラマがDCSにも起こるとは・・・

bianco evo93

その横でピッラローニは、久しぶりの年間タイトルゲットに鼻息が荒い。
第三戦終了時点で、年間チャンピオンタイトルで3位(127p)。雨大好き、ブルーノの自滅を狙ってニョッキリ勝つ気だ。
この最終戦に向けて、ホイール、Sタイヤ(BS/TT)共に新調。このホイールはかなりレア。スピードラインの
アクロポリスのMAGだ。サイズは8J/16インチ。ヤフオクで有りえない低価格で競うことなく落札。
未だに、こんな出物もあるのですなー。

仔牛号

レプリカ仔牛号。完熟走行で、ミッションブローにより今回はリタイヤ。
当日は、スタッフに専念。ご苦労様でした、ありがとう。
いつの日か、そのチャンピオンナンバーで走る姿を見たいぞ。

Corzo-RSR2007 carsHATANORed

左のこる象は第三戦を仕事のために出場できず。悔やまれますが、お仕事だからしょうがない。
右はマサトさんのエボ。白足じゃなくなったのですね。リアデフを導入後、またまた速くなっちゃって。
何とか一矢報いたいところです。

MAM ASTRA Proto TCRbingoEVO1

左のMAM号は伊那の騒音規制に引っかかりストレートでアクセルオフ必須。
DRさんもモチベーション下がってました。右はチャオで燃え尽きたと思いきや、参戦してくれたターマック。
うれしいぜ。EVO1改タービンを導入し、さらに速さに磨きがかかってきた。要注意です。

宮ちゃん コルシカン コルシカン

SS1、2の開始です。昨日までの雨でコースに土が出て滑りやすいのか、
バンパーを無くす象さん達が続出です。そんな中で、ストラトスみたいなピスタチオグリーンのデルタを発見。
なんと、あのクイズ王さんのデルタ。景品で貰ったフロントフェンダー導入の際にオールペンしたとのこと。
とても綺麗でした。

SS1-2 SS1-2 SS1-2

そんな中で、SS1,2と定常走行開始。各車最速Lapを何周目で叩きだしているか。
そういう目で見ると、結構面白いです。相変わらず、マサト氏は速い。
SS1−2の暫定順位で、マサト、こたちょ、ターマック、こるまる。何とか、暫定4位キープ。
しかし、DCSはSS3があります。SS3を征するものが、DCを征す。
今回のSS3のコースは通称「ヤマタツコース」でした。2年前のDCS2005finalで竜ちゃんが痛恨のミスコースで、
彼を半ば引退まで追いやったという、呪われたコース設定だったのです。
このヤマタツコースで涙を飲んだDrは彼だけではありません。
連絡路で、シフトノブが折れて散ったトイヴォゲン氏。シリーズチャンピオンほぼ確定だったのに痛恨のスピンで散ったキートス氏。
こたちょも連絡路で痛恨のタイヤロックで伊那の藻屑となったのです。さて、このヤマタツコースの女神は誰に微笑むのか。
SS3の開始です。

9ボール号

SS1−2が終了すると共に、SS3用の一発タイヤに履き替える、こたちょ。
タイヤは048のG2S。無冠のこたちょも今回は気合が入ってます。
こたちょは前戦にて、痛恨のエンストでローポイント。今回はポディウム奪取に集中モードです。

さて、SS3も開始されました。SS3はゼッケン順の出走。Corzoは2番。
こたちょ4番の次の出走。(見れねー)最終走車はブルーノ氏。後ろのブルーノはしきりにタイヤを暖めたいのか、日向に車を出したり、
パドックをグルグルしたりと落ち着きません。Corzoは失うものは何も無いので、集中モードに入ります。
自分の番が来ました。グリッドに付きます。スタートはちょっと失敗。連絡路はそつなく1速祭りでクリア。その後の
上り右ヘアピンを2速で行くも、はらんで失敗。ここもすぐさま1速祭りで何とかリカバー。下りのS字も暴れるCorzoを
何とか征してゴール。シフト選択ミスが悔やまれます。タイムは53.164。暫定2位。
前走のこたちょは今年は冷静でした。2年前の苦い思い出からでしょうか。
とても、スィートな走りで、タイムを見れば52.728のトップタイム。流石です。
車を降りると、場内盛り上がってます。
ブルーノ氏に声援してる。ブルーノ、最速か・・・と思いきや場内アナウンス。
「スピンしたモリヤマさんに皆さん拍手をお願いしま〜す!!」(姉さん、そりゃねーよ>アナウンス)
リーダに聞くと、おいおいそんな攻めなくていいんじゃなーい!って言ったら案の定、S字でクルっと逝きました。
やっちゃいました〜。
痛恨のスピン。
でも、彼は最悪のシナリオをその時はまだ理解していなかった事でしょう。

bruno spin

Gr-A表彰式  Gr-B表彰式  Gr-S表彰式

Gr−A、B、Sの表彰です。こるまるは、今年もファイナルはポディウムに登頂成功!

表彰式  表彰式  表彰式

おめでと!こたちょ

こたちょはDCS初勝利。信じられないが、この男、今日までDCSでは勝てなかった。
遂に、勝利を奪取。俺らにもうれしい勝利でした。
ブルーノ氏からのヤケ切れ洗礼も受け、身も心もDCS信者となったのでした。

DCS2007Finalの結果詳細はこちら!(DeltaCupSeries2007 Final Results)


シリーズ戦として4年目となる2007年のDCSはこれで全戦終了しました。協賛各社、関係各位、エントラントの皆様、
ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。また、来年またサーキットでお会いしましょう。そして、皆で遊びましょう。

さよなら、伊那

DCS2007参戦象使いとその仲間たちの通信簿詳細はこちら!(DeltaCupSeries2007Results)

年間総合優勝ですが、第三戦までブッチギリのポイントリーダであったブルーノM山選手も、
自爆テロで伊那の藻屑となり、DCS2007年間チャンピオンは、雨大好きフリップ荒井選手に確定致しました。おめでとう!荒井さん!
こたちょ選手は、ファイナルの優勝により2位へジャンプアップ。ピラローニ選手は、ブルーノ氏の自爆により他力本願3位でした。

番外編:恒例のO3R通信

(ブルーノ) :ダメだよ、みんな。SS3は面白くしなくっちゃ。(キレ気味)
(りーだ)  :この男、面白くし過ぎ。何も回らなくても。
(こるまる) :とろこで、何位だった?年間タイトル大丈夫かなー。
(宮ちゃん) :荒井さんは4位。森山さんは・・・・アレ?(絶句)
(ブルーノ) :・・・(沈黙)・・・もっもしかして、俺、やっちゃった!?
(みんな)  :・・・・・・・(苦笑)・・・・・・

伊那に出る黄色い亡霊

DCF2007ベストショット 「明暗」 photo by Hagy

DCS2007総括はこちら!(DeltaCupSeries2007 OverView)



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