MGS夏祭り!3時間耐久に参戦!!・・それは、まるで人生の縮図だった・・
一夏の想い出ができました


仙台の朝

H14.12.1筑波サーキット1000にて開催された、90分耐久レースから1年半、 我らMGS(MassimoGestioneSportiva)のレーシングカー、通称”黒パン”を久しぶりに引っぱり出し、H16.8.17に東北で開催された3時間耐久レースに参戦してきました。 そのステージとなったのは、仙台ハイランド。一周4.063kmの本格サーキットであり、アップダウンも激しく、高速から低速まで多様なコーナが多いテクニカルサーキット。 今回は夏祭り特別企画で、MGSメンバ以外のビジターを交え、総勢9名!で3時間の戦いに挑戦したのでした。
 
先ずは、黒パンのご紹介。MGSのワークスドライバ自ら作製、チューニングを施した、MGSワークスマシンです。

MGS黒パン 内装1 内装2

今回の耐久参戦は、勝ちは狙いません。何せ、9人のメンバで参加する夏祭り!
でも、走りは基本的にコンペティション。勝ち負けが無いと話になりません。そうです。9人中で一番遅いタイムのドライバが
ペナルティとして、当日の夜の部の出資が義務づけられるのでした。9人分だから、結構キますデス。(笑)
さて、我がパンダは一周3分前後の平均Lapと想定して、イン、アウトLapを計算すると、一人2Lap程度のアタックとなります。
そうです。ローカルレギュレーションとして、2Lapに全ての神経を集中しタイムを競うMGT方式となったのです。出走順はあみだクジで決定。
ローリングスタートによる一番手は横田選手に。こるまるは2番手となりました。出走順は以下参照。

1st Dr フェニックスQ4横田選手(155Q4 ARC参戦ドライバ)
2nd Dr こるそまるけ池田選手(DELTA DCS参戦ドライバ)
3rd Dr ちぇざ〜れ井上選手 (DELTA/Q4 ARC/DCS参戦ドライバ)
4th Dr ジャンカルロナカムッラ選手(GTV ARC参戦ドライバ)
5th Dr Hiro岡本選手  (155V6 ARC参戦ドライバ)
6th Dr プリンス平沼選手  (DELTA DCS参戦ドライバ)
7th Dr イケメン稲岡選手  (GTVTB ARC参戦ドライバ)
8th Dr 魚田デシルバ選手  (DELTA DCS参戦ドライバ)
9th Dr マッシモ石塚選手  (147  ARC参戦ドライバ)

さあ、1時間の予選が終わって、グリッドは15台中12位とまずまず(^^;。これから3時間のドラマの始まりです・・・・

スタート

手前の青の205はグースネックスポール仙台のGPライダー、イトシンさんチームの車。
チーム名はTEAM国分町。車名はKokubuncho205GTIだって。なんじゃそれ?(笑)

快走

我ら黒パンは快走を重ね、1時間後の中間リザルトでは何と9位まで浮上!がんばれ!黒パン!
レースも中盤に入り、こるまる技研のIBM製スーパーコンピューターのシミュレーション通り、6番手のプリンス平沼選手
へのドライバ交代時に給油を実施。給油もバッチリでレースに復帰していきました。
ところが・・・・アウトラップを終えた我が黒パンに必殺の”オレンジボール”が出されたのです・・・

なに〜!!

プリンスは果たして旗を見ていたのか!Pitは騒然。ナカムッラ監督がコントロールタワーへダッシュし
確認するも、ゼッケン6番の黒パンへのオレンジボールだったのです。理由は何とガソリン漏れ!黒パンは無事なのか・・・
Pitに戻ってきた黒パンを見ると、何とガソリンキャップがありません。先程の給油時に閉めたキャップが緩かったのか・・・
ドライバのプリンスに聞くと、5コーナのシケインでスピンしたとのこと。このスピンによりキャップが脱落したのか、とにかく1周4kmの
コース上のどこかに落としてきたことは事実です。メンバで緊急会議した上、決定したことは、Tカーでキャップを探しに行こう!という
前代未聞のプロジェクトでした。まさに、プロジェクトX。その大事なミッションを快く受けたのは、フェニックスQ4横田選手でした。
この耐久のレギュレーションは面白い事に耐久参戦車両は自由に交換できる(PITストップ5分要)というものでしたので、急遽、横田号の
Q4にゼッケン、発信器を移設し、フェニックスQ4号はレースの最中、ハザードを点灯し、コース上へ出ていったのでした。
もしかしたら、ピットロードかもということで、私とHiro選手でコース入り口まで探すも見つからず、皆途方に暮れてました。
このまま、リタイヤはしたくない・・・・メンバは横田選手に全てを託したのです。

暫くすると、横田選手がPitへ帰還。何と。見つけた!とのこと。場所は3コーナのアウト側に何か黒い物が確かにあった!とのこと。
メンバは半信半疑ですが、取りあえず大喜び。片づけ出したパンダを再び出走させるための準備を始めました。監督のナカムッラはまたもや、
コントロールタワーへダッシュ。彼はペースカーを入れて、取りに行かしてくれ!と懇願したそーです(あんたはエライ!)。
大会競技委員長の大沼さんはその度肝を抜く懇願と情熱に負けたのか、本当に落ちてるか確認させるので、落ちている場所を詳しく教えてくれ
と言ってくれました。なんと仙台の人は優しい人達なんだー!競技委員長、素敵です!
早速Pitに戻り、横田選手から詳しい場所を伝えて、
キャップが見つかるのをひたすら待つのでした。しかし、よく見つけたよなー。あんな小さい物を!でもホントか?
暫くすると、マーシャルカーのトラックが回転灯を付けてコース内へ・・・がんばれ!マーシャル!
キャップが来るまで、プリンスは車内で集中モードです。

キャップよ見つかってくれ!

天使の車

暫くすると、あのマーシャルカーがピットへ戻ってきました。上の写真はその時の映像です。(笑)
ナカムッラ監督が駆け寄ると!ありましたー!確かにパンダのキャップでした。タイヤカスでも犬のうんこでもない、紛れもない
パンダの黒いガソリンキャップでした。確認したところ、損傷も無く使えそうです。メンバ全員で万歳三唱!!

ありました 今度は落ちないように はしゃぐメンバ

キャップにしっかりテーピングをし、黒パンをコースへ送り出す時に、メンバ全員で万歳十唱!?位しました。
まるで、優勝した様な騒ぎでした、我々のPitは(^^;。

順調なDR交代 青春だ!

その後、順調にドライバ交代をこなし、最終ドライバの石塚選手へ・・・
ピットクルー兼ドライバのみんなもいい顔してます!

栄光のゴール

そして、17時過ぎ、3時間をリタイヤすることなく、見事に全員運転して、完走したのでした。
まさにプロジェクトX的な耐久レースでした。
最後まで、決してあきらめず、ポジティブに全てを考え、少しでも可能性のあることにチャレンジすることの大切さを
遊びながらも教えられた気がします。「チャレンジ」・・・最高の言葉だと思いました。
さて、リザルトは以下参照。

1st Dr フェニックスQ4横田選手  2’38”951  7位
2nd Dr こるそまるけ池田選手    2’37”613  4位
3rd Dr ちぇざ〜れ井上選手     2’40”663  8位
4th Dr ジャンカルロナカムッラ選手 2’34”395  1位
5th Dr Hiro岡本選手      2’37”757  5位
6th Dr プリンス平沼選手      2’35”505  3位
7th Dr イケメン稲岡選手      2’38”647  6位
8th Dr 魚田デシルバ選手      2’44”148  9位
9th Dr マッシモ石塚選手      2’34”698  2位

まあ、リザルトなんて、どうでも良い楽しいレースでした。黒パン!ありがとう!!
魚田デシルバ!ご馳走様でした!
そして、皆さん!日々の生活、人生で何かチャレンジしてますか?
チャレンジすることを止めたとき、それは人としての成長が止まる時だと聞いたことがあります。
何か一つでもいい。これからもチャレンジしていきたい・・・そう思った一日でした。

最後に、珍プレーの特別賞まで頂いた、宮城の雄、大沼競技委員長様に(大沼プランニング代表)感謝すると共に、こんなに楽しいイベントを
いつまでも頑張って開催して欲しいと思いました。
宮城には、こんなおもろい企画をするところがあるなんて!
関東からちょっとロングドライブですが、皆さんも人生学びに行きませんか?
詳しくは大沼プランニングのHPを見て下さい。次は12月に菅生で耐久です!(出れるのか?)



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